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九大生よ、ビジネスを学ぼう 講義資料
Let's learn business

2012 年度前期大学院共通科目:「九大生よ、ビジネスを学ぼう」
2012年度前期全学教育科目:「課題科目Ⅱ:会社とは何か、起業するとは何かを学ぼう」

第1回 4月10日(火) カリフォルニアオフィスより 「なぜこの授業を行うのか、研究開発序論」
松尾正人、九州大学カリフォルニアオフィス所長 【講義資料

略歴
九州大学工学部応用化学科卒、日本ゼオン入社、中央研究所に配属される。1969年米国ベルテレフォン研究所(ニュージャージー)に招聘され渡米2年間研究、1972より22年間年日本ゼオンアメリカ社(ニューヨーク)にて新規事業探索、1993年日本ゼオン本社(東京)に帰任、事業企画部長2年、研究開発本部長を4年間勤め、1999年顧問として日本ゼオン米国カリフォルニアオフィスを開設。2002年九州大学諮問委員、2004年九州大学カリフォルニアオフィス所長、現在に至る。
http://www.kyushu-u.ac.jp/magazine/kyudai-koho/No_73/book73/index.html#page=17
http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/california

授業内容

この授業を企画した理由や達成すべき狙いについてお話し、講師の紹介を行います。また、研究開発についての概説を行います。

2回 4月17日() 箱崎キャンパスより 「食品企業の製品開発とマーケッティング」
蟹江 脩、元ダイナパック(株)常務執行役員 【講義資料

学歴
1967 九州大学農学部卒業 (農芸化学科農薬化学)、
2001 博士課程卒業 (森林資源科学) 農学博士
職歴
1967 カゴメ株式会社 入社、販売促進課、営業部宣伝課、経理部経理課、総務部人事課
1974 東海飲料㈱出向 (カゴメ100%子会社)、社長室課長・人事課長・営業部課長を兼務
1977 カゴメ(株)東京本部社長室、トマト製品プロダクトマネジャーとして製品開発・マーケティング
1979 米国サンフランシスコ駐在員、日本から輸出していたソース製品の市場調査及び米国トマト加工品の市場調査
1982 製品開発室勤務。営業課長として全国10支店の経営企画・管理
1987 大阪支店転勤 (営業推進課長)
1989 静岡支店長
1993 大日本紙業(株)へ移籍(包装関係、カゴメの兄弟企業)。常勤(社外)監査役
1998 同社 取締役 企画開発室長、マーケットイン可能な製品開発・マーケティング活動に従事、この研究で九州大学より博士号取得
2001 常務取締役 関東営業部長(兼)企画開発室長。
2003 大高事業所長。(生産工場経営で、生産管理全般従事)
2004 (兼) ㈱ユニオンパック代表取締役社長就任。
2005 日本ハイパックとの企業統合により、ダイナパック株式会社 常務執行役員就任
2007 同社 非常勤顧問就任。

2007 退任、現在に至る。

3回 424(火)箱崎キャンパスより(松尾が箱崎より司会)
起業論、「私のめがねビジネスとそのビジネスモデル」 

田中 仁、(株)ジェイアイエヌ 代表取締役社長 【講義資料

略歴
1963 群馬県生まれ
1988 ジェイアイエヌを設立代表取締役社長に就任(現任)
2001 アイウエア事業「ジンズ」を開始
1988 ジェイアイエヌを設立
2001 JINS 一号店を福岡・天神に出店
2006 大証ヘラクレスS(現 JASDAQ)に上場。
2010 『アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパン2010 Accelerating部門』大賞を受賞
2011 世界の優れた起業家を選出する『Ernst & Young World Entrepreneur Of The Year 2011』の世界大会に出場
眼鏡業界にイノベーションを起こし、業界全体の活性化「市場一兆円構想」を志す

 

起業理念、事業の展望

私にとっての起業とは「想いを実現させること」と捉えています。しかし、その想いには、志があるのか、ビジョンはあるのか、信念はあるのか、と考えた時、誰もが賛同できるようなものでなければ持続的な成功をしないのではないか、と思っています。私の現在の想いは、メガネに新しい付加価値を付け、人々のライフスタイルを向上させ、世の中に役立つ会社になることです。そして、縮小している日本のメガネ市場を現在の4000億円から1兆円に拡大するという構想を発表しました。情報化社会の進化、紫外線の影響など、メガネで解決できることや可能性は、まだまだ山ほどあります。我々のビジネスを拡大することで社会に役立てるような会社を目指していきたいと考えます。

第4回 5月8日() 東京オフィスより 経理・財務論 「経営の視点から見た経理・財務の役割」

玉井邦昌 株式会社コマース21取締役CFO(最高財務責任者) 【講義資料

「経理と財務」という言葉、よく耳にされる方も多いと思います。しかしこれらの仕事について、ビジネスパーソンや学生の方たちに、どれほど理解されているでしょうか?「何か数字をいじくって、悪いこと!?」を企んでいる人たちのこと!?いえいえ、財務・経理のお仕事は、基本の考え方を理解してしまえば、経営者にとってとても有益で心強い味方になってくれるものなのです。本講義では、グローバル・スタンダードと呼ばれるキャッシュフロー経営の考え方や、また世間巷で話題になっている「企業不正」などの話を絡めて、わかりやすく経理財務の世界をご紹介したいと思います。

 

 略歴
2011-現在 株式会社コマース21 取締役CFO(最高財務責任者) 
2009 エクスペリアンジャパン株式会社 取締役CFO
2004 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン 取締役CFO(CFO:5期)
1990 株式会社住友銀行(現、三井住友銀行) 入行
1990 明治大学法学部法律学科卒

第5回 5月15日() 箱崎キャンパスより
「企業における研究開発から事業化までー私の行った事例(失敗と成功)の紹介」
池田博栄、九州大学イノベーション人材養成センターマネージャー、特任教授 【講義資料

略歴
生年月日 1941年4月26日
1964 九州大学工学部応用化学科卒
2010 三重大にて学位取得
1964 住友電気工業(株)入社
  89 自動車部品事業部長
  94 取締役
  95 兼(株)オートネットワーク技術研究所社長
  99 常務取締役、
2006 SEWS-DE GmbH社長兼SEBN社顧問(ドイツ駐在)
  08 九州大学イノベーション人材養成センター特任教授、現在に至る
講義内容
 応用化学を卒業し、当時華やかだった繊維産業、石油化学分野ではない住友電気工業(株)に入社した。「研究開発~事業開発~経営」というフルセットを過ごし、現在九州大学にて博士人材を企業のビジネスリーダーに育てる教育に携わっている。
 大学進学する前父親から「家業を継げ」と言われた。資金繰りに苦労している姿を観ていたので、大学を出て「人の褌で大きな相撲を取りたい」という志とはいえない理由で九大に入った。何が良くて、何が悪いかは判らない。化学系企業はその後余り伸びず、またまさかカネボウやGM、日航他世界的な企業が倒産するとは思わなかった。世界に冠たる存在だった日本の半導体企業の社長に聞いたことがある。「なんであんたのところは駄目になったの?」と。基本的には経営の失敗であったと返事が返ってきた・・・・。大学では高分子化学を学んだが入社後①ウラン濃縮②ワイヤーハーネス(自動車の配線)③カーエレクトロニクス④ナビゲーションシステム等の開発と事業化に携わってきた。私が36歳で専門外にも拘らずプロジエクトリーダーとして担当したワイヤーハーネスは、当時は小さくかつローテク事業だったが、退任した時には9,000憶円/年の売上として中核事業となった。その中で私は技術や製品開発を担当し、また新しくカーエレクトロニクス事業も展開した。ナビゲーションシステム開発は日本の草分けとなったが、事業としては失敗、数100億円の損失を出し、撤退せざるを得なかった。今もし続けていたら年商2,000億円程度の事業になっていた筈と「死んだ子の年」を数えることもある。自動車部品というハードの世界に持ち込んだ大きなソフト製品の開発経営の失敗、私の失敗である。よく研究開発の「死の谷」という言葉があるが、私は研究者のやり方が下手なためと思っている。この講義では私の研究開発から事業化までの進め方についてお話をしたい。

第6回 5月22日()、箱崎キャンパスより 「食品企業のバリューチェーン ~研究開発を中心に原材料調達から販売まで~」
満生昌太(みついき まさた) 味の素()食品事業本部食品研究所次長

略歴
1988 九州大学大学院農学研究科食糧化学工学専攻修士課程修了
1999 九州大学農学博士
1988 味の素株式会社入社
1988 同中央研究所
1991 食品総合研究所
1998 フレッシュフーズ株式会社商品開発センター出向
1999 基盤技術グループ
2000 冷凍食品株式会社 研究部マネージャー
2002 経営企画部マネージャー
2003 FFAインターナショナル株式会社 代表取締役社長兼務 味の素冷凍食品株式会社 経営企画部マネージャー
2006 味の素株式会社復職 同食品カンパニー 食品原料部 原料企画グループ長
   兼務クノールトレーディング株式会社 取締役副社長
2007 食品カンパニー 食品原料部長
2010 グループ調達センター次長
2011 食品事業本部 食品研究所次長


第7回 5月29日 カリフォルニアオフィスより(英語で行う) “Building an Equity Culture”, 「投資によって財を築く文化とは」
Paul Rubens, Vice President-Investment Strategist, Local Asset Management, Franklin Templeton Companies, LLC
講義資料

経歴
Paul Rubensさんは、1984年にサンフランシスコベイエリアにあるSanta Clara Universityを卒業した後、香港を皮切りに台湾、東京、シンガポールなどの投資顧問会社で合計20年にわたって仕事をして、2010年にベイエリアに帰ってきた。日本にも8年間住んで、鹿児島出身の日本人女性と結婚して、今8歳になる隼人君とともに現在、San Mateoという町に住んでいる。九大に強い親近感を持っており、彼の出身校であるSanta Clara Universityと九大とを結びつけることに意欲を持っている。
講義内容
日本では投資によって財(Equity)を作るという概念があまり定着していないようである。しかし、企業においては投資によって事業を行い利益を上げることが当たり前のことであるし、米国の一般の人も自分の財を投資によってマネージすることを当たり前のこととしてやっている。この授業ではそういう「投資」をコーチすることを仕事としているFranklin Templetonという投資顧問会社で実際に業務を行っているPaul Rubenさんに、グローバルな資本市場や投資をどうマネージするかについて話してもらう。投資はリスクであるがそれをうまくマネージすることであなたも財を築くことが出来るかもしれない。そのやり方の基本を講義してもらう。


第8回 6月5日 カリフォルニアオフィス/箱崎キャンパス
イノベーションフォーラム第1回「原子力発電はなくすべきか」問題提起
松尾正人、九州大学カリフォルニアオフィス所長、 姜 益俊、九州大学農学研究院准教授 【講義資料
講義内容:イノベーションフォーラムは、提議された問題に対して、自由に議論を交わし、結論に達していく時間です。現在の社会問題をテーマにし、一人ひとりが調べ、様々な情報を分析し、深く考えます。問題の解決のためには、個々人がしっかりした意見を持って、議論する必要があります。このような問題を認識し、調べ、解決に向けて努力するプロセスを3回のイノベーションフォーラムを通じて行います。

第9回 6月12日 箱崎キャンパスより 「製造業における生産管理」
宮本正文 ゼオン化成会長/元日本ゼオン生産担当常務 【講義資料


略歴
1949年;福岡県生まれ、1967年;大分県立中津南高校卒業
1974年;九大大学院工学研究課化学機械工学終了、日本ゼオン㈱に入社
2002年;日本ゼオン㈱取締役に就任、2004年;日本ゼオン㈱常務取締役に就任
2009年;日本ゼオン㈱退任、顧問に就任、現在ゼオン化成㈱会長
九大化学機械卒業後日本ゼオン㈱に入社、製造課長、工場長、生産技術研究所長、事業部長、人事・総務・企画部長など歴任。今回は水島工場長時代の経験をもとに「製造業における生産管理」についてお話ししたい。
何を学んでほしいか
生産管理=品質、コスト、納期、安全についての基本的な考え方を学ぶ
よく使われる言葉とその意味を学ぶ。たとえば、

  • 品質機能展開表
  • PDCA(Plan,Do,Check,Action)
  • 製造原価=変動費+固定費
  • 損益分岐点
  • 営業利益、経常利益、当期利益(純利益)

さらに、これから日本の製造業はどう生きてゆくべきかを考える

第10回 6月19日 カリフォルニアオフィスより 「シリコンバレーのベンチャーキャピタル」
加藤晴洋 Partner, Keynote Ventures 【講義資料



加藤さんはNECの技術駐在員や本社の事業開発部長から転じてベンチャーキャピタリストになったユニークな経歴を持つ方である。ベンチャーキャピタルの活動や役割についての説明をして頂く。その経験から得られた日本の若者へのメッセージを皆さんに伝えていただく。

第11回 6月26日 カリフォルニアオフィス/箱崎キャンパスより
イノベーションフォーラム第2回、「原子力発電」に関するグループ調査結果の発表
松尾正人、九州大学カリフォルニアオフィス所長 姜 益俊、九州大学農学研究院准教授


第12回 7月3日 カリフォルニアオフィス/箱崎キャンパスより
イノベーションフォーラム第3回、「原子力発電はなくすべきか」につき各自意見発表
松尾正人、九州大学カリフォルニアオフィス所長 姜 益俊、九州大学農学研究院准教授  講義資料1】 【講義資料2

第13回 7月10日 東京オフィスより 「今企業が求めている人材とは」
松尾正弘、元ワーナーミュージック・ジャパン 取締役人事本部長 【講義資料


略歴
1957年九大法学部を卒業、三省堂出版社 営業部、ジョンソン株式会社 常務取締役
ドレーク・ビーム・モリン株式会社 副社長、ドコモAOL 社長付、ワーナーミュージック・ジャパン 取締役人事本部長、株式会社中央コンタクト専務取締役
大学卒業後大企業を狙わずたまたま転職した外資系企業で人事の専門家として活躍、定年退職後ヘッドハンティングにより国内企業のみならず外資系数社で企業再建の業務を行ってきた。各社で給与制度や業績評価制度の改革を進めモラールを高め、社員、管理職や役員など優秀な人材の採用などを通じて会社の発展に尽力、勤務した会社はいずれも 業績を伸ばしている。一方人事以外に事業部長、広報室長としての経験も20年以上あり、営業が分かる人事として評価されてきた。現在はコンサルタントとして活躍中。

講義内容「今企業が求めている人材とは」
人事の責任者として各社で長年採用に携わってきた講師が激変する経済状況の中で企業はどんな人材を求めているのか、その本質を解く。皆さんが働き盛りになる20年後に会社がどんなに変わっていくかを想定しその時に役に立つ人材とは何か、そのような人材になるには今から何をしたらいいかを皆さんと一緒に考えながら問題提起をする。

第14回 7月17日 箱崎キャンパスより
「組織における実践的コミュニケーション」
松尾正弘、元ワーナーミュージック・ジャパン 取締役人事本部長 【講義資料
講義内容
講師が就職する時に何を考えたか、その後ビジネス社会をどう生きてきたのか、自分のやりたい仕事をするためにどのように考え行動をすればいいのかを説明する。企業特に外資系企業には能力が高い人は多いがコミュニケーションに優れた人は少ないという現状を踏まえていかにビジネス社会においてコミュニケーションが大切かを具体的実践的に解説する。

学んでほしいこと
松尾講師は10社以上の会社に勤め、それそれの会社で目的とする仕事を達成した

  • 新しい会社ではまず人に信頼されねば仕事ができない
  • 信頼されるためには何をすればよいのか
  • 自分から積極的に動かなければ何も起こらない

組織では上司、部下への対応の仕方が大事
  • 嫌いな上司や役に立たない部下とどう付き合うか
  • 優秀な部下とどう付き合うか

自分のやりたいことをどうやって皆に支持させるか
  • 相手にとっていやなことを言うときにはどうするか


第15回 7月24日 カリフォルニアオフィスより
「この授業のまとめ、イノベーションとは何かーイノベーションを起こせる人材になろう」

松尾正人、九州大学カリフォルニアオフィス所長  【講義資料